秋田養護学校について

校長 松渕 利夫

 本校は昭和37年に開校した肢体不自由者及び病弱者である児童生徒に対する教育を主として行う特別支援学校です。
 秋田市新屋栗田町にある「本校」と、由利本荘市道川にある独立行政法人あきた病院内の「道川分教室」があります。また、いろいろな理由で学校に通学することが難しい子どもたちのために「訪問教育」や中通病院小児科病棟内「院内学級」もあります。
 小・中学部・高等部があり、一人一人の発達や病気の状態に対応した教育を行っており、今年度の児童生徒数は、60名です。


本校の目指す児童生徒像
  ○心豊かな子ども
  ○元気な子ども
  ○がんばる子ども

 今年度本校では、“いのち かがやく 秋養”を掲げ、『児童生徒一人一人の生命を尊び、個性や発達段階に応じた教育を行い、思いやりのある心を育て、健康で明るく、たくましく生きる力を培う』という教育目標を教職員の同僚性を構築しながら実現していきたいと考えております。
 一人一人の児童生徒がかがやくため、センター的機能の充実のため、保護者の皆様をはじめ、関係する多くの方々との連携協力を大切にしながら取り組んでいきたいと思っております。ご指導ご支援、よろしくお願いいたします。


学部経営

 <小 学 部>


1 目  標  健康で楽しく学校生活をおくる力を育てる。

2 重点事項

(1)「個別の指導計画」を活用し、児童一人一人の実態に応じた適切な指導を行う。
(2)生活のリズムを整え、基本的な生活習慣の確立に努める。
(3)集団の中で安定した気持ちで過ごすとともに、校内外の活動や交流活動を通して経験の拡大を図る。
(4)家庭や関係機関との適切な連携を図り、充実した学校、家庭、地域生活が送れるような支援に努める


 <中 学 部>


1 目  標  健康で、明るく、心豊かに生きる力を育てる。

2 重点目標

(1)生徒一人一人の実態を的確に把握し、生徒個々のニーズに応じた適切な指導を行う。
(2)交流活動や校外学習等の体験的な活動を充実し、対人関係や経験の拡大を図る。
(3)健康の維持・増進と基本的生活習慣を育成する。
(4)家庭や地域社会、関係機関との連携と相互理解を深め、生徒一人一人に適切な支援を行う。


 <高 等 部>


1 目  標  健康で、心豊かに社会生活をおくる力を培う。

2 重点事項
(1)生徒一人一人の課題や実態を的確に把握し、生徒個々のニーズに応じた指導を行う。
(2)校外学習や学校行事を通して、生徒の社会経験を広める。
(3)保護者、関係機関との連携を深め、生徒一人一人の能力や適性に応じた進路指導に努める。

 <訪 問 教 育>


1 目  標  各学部の目標に沿って行う。

2 重点目標
(1)児童生徒一人一人の実態把握を行い、適切な指導に努める。
(2)家庭や医療機関、福祉サービス機関等との連携を密にして心身の健康の維持・増進を考慮した対応に努める。
(3)学級・訪問職員の同行訪問やスクーリングを充実し、対人関係や経験の拡大を図る。
(4)TV会議システムの導入により、一層の教育機会の拡大と充実に努める。